VLOOKUPあるのに#N/A!エラーになるのはなぜ？

VLOOKUPで検索値が検索範囲にあるのになぜかエラーに…

VLOOKUPで検索値が検索範囲にちゃんとあるのになぜ#N/A!になるのかわからない！エクセルがバグってるんじゃないか！
とイライラすることもよくあるVLOOKUP。実はこんな簡単なミスだった！なんてもことも…

特にVLOOKUPを使い始めて間もない人には必ずやってしまうミスがありますので、私経験談からご紹介させていただきます。

【原因①】検索範囲がズレている

VLOOKUPあるのにエラー1

最初に編集したセルは正常に表示出来ているのに下にコピペするとエラーになってしまった！検索範囲にちゃんとあるのに…
このようにVLOOKUPをコピペする際によくあるエラー原因は検索範囲がズレていることがよくあります。

VLOOKUPあるのにエラー2

ではどうすればズレないのか
VLOOKUPをコピペして使用する際に、検索範囲は動かさないケースがほとんどだと思います。
その際に使用するのが$マークになります。
検索範囲に$を付けることで、コピペする際にも検索範囲がズレなくなるのです。

VLOOKUPあるのにエラー3

=VLOOKUP(G3,A3:D17,4,0)
↓
=VLOOKUP(G3,$A$3:$D$17,4,0)

※検索範囲を編集する際、キーボードのF4を押すとA3⇒$A$3と、$マークがパってつけられますので楽です。

また、コピペがズレるケースとして、列がズレることもありますので注意が必要です。

VLOOKUPあるのにエラー4

検索範囲だけでなく、検索値がズレていることに気づかないケースもあります。
検索値については「行はずらしたいけど列はずらしたくない」
ということがよくありますので、その際は
G4 → $G4
のようにアルファベットの右だけに$をつけると、列が固定されます。

【原因②】検索方法を間違えている

まだVLOOKUPを覚えたばかりの人（使い慣れていない人）によくあるケースですが
最後の引数（検索方法）の指定を間違えてしまうケースです。
大抵の人は完全一致で検索するパターンを使用していると思いますが、検索方法は下記のように指定ごとに方法が分かれます。

=VLOOKUP(G3,$A$3:$D$17,4,0) ⇒ 完全一致
=VLOOKUP(G3,$A$3:$D$17,4,false) ⇒ 完全一致
=VLOOKUP(G3,$A$3:$D$17,4,) ⇒ 完全一致
=VLOOKUP(G3,$A$3:$D$17,4,1) ⇒ 近似値（あいまい検索）
=VLOOKUP(G3,$A$3:$D$17,4,true) ⇒ 近似値（あいまい検索）
=VLOOKUP(G3,$A$3:$D$17,4) ⇒ 近似値（あいまい検索）

【原因③】検索値が、実は検索範囲になかった…

これ本当によくあるので、もう一度ご確認を！
絶対にあると自信満々だったのに、いざ再確認したらなかったなんてことが…恥ずかしいので気を付けましょう！

【原因④】日付や数字を検索しているときに小数点や時分に気づかないケース

エクセルではセルの表示方法によって見えない数が潜んでいることはよくあります。
今日が2020年だとして、セルで「1/1」と入力すると「2020年1月1日0:00:00」がセルに入るのですが、セルの表示は「1月1日」と勝手に表示形式が指定されます。
一方で、「2020年1月1日23:00:00」と時間まで入力しているのにセルの表示は「1月1日」となっている場合があります。
その際、VLOOKUPでは別のものとみなし、#N/A!のエラーが返されますので注意してください。

小数点も同様に、セルの表示設定によっては「1」も「1.1」も「1」と表示されているケースがあり気づけない場合もありますので同じく注意が必要になります。

VLOOKUPで検索値があるのにエラーはなぜ？の原因についてご紹介させていただきました。
これを見ても解決出来なかった方は、お問い合わせいただければ…時間があればお調べします！